体育祭だよいろいろと

26/48
前へ
/291ページ
次へ
心が砂漠から海に変わる瞬間だなこりゃ。 要は潤うってことだ。 体育祭の間ずっとこうしていたいな……涼しいのだけで最高だしな。 「お、やっぱり先客がいたか。 綾、誰か居るけど問題ないだろ?」 「問題あるに決まってるじゃない! それに誰かじゃなくて麗と菊池じゃないのよ。」 出やがったなバカ×2。 勿論それは亮と西井な訳だが………西井がいつにも増して頬が紅潮してるのは………やっぱり亮が変態を極めているからだな。 そんなバカ2人は何食わぬ顔で俺たちと同じように椅子に座り寛ぎだす。 「まぁ入ってくるのはいいけど静かにしてくれ。 気付かれでもしたら厄介だからな。」 「分かった、でもそれには綾が声を抑える必要があるな。」 そう言って西井の方にいやらしい笑みを向ける亮………顔が卑猥だバカやろう。 「や、やめてよっ……流石に学校はダメよ!」 「そうか、残念だな。」 あからさまに残念がる亮………コイツらなにしに来たんだと2人に言いたい。 麗が反応を示さないのは………また寝たからだな…………。 コイツもだけど、1日で何時間くらい寝るんだろうか?
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22486人が本棚に入れています
本棚に追加