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『只今より全競技中断にして、美女美男子コンテストを開催します!』
西井のアナウンスがかかり亮による茶番劇が始まった。
俺たちも所定の応援席に戻り渡された紙に名前を書いていく。
戻った瞬間に麗の抱き付き攻撃をくらったりと忙しい感じだ。
まぁ俺はもちろん麗に一票を入れる。
亮は西井に間違いはないだろうし。
「麗は誰に入れる?」
「ゆぅ……だよ……?」
さっきの抱き付き攻撃を解除して今は横に座る麗はまた俺の名前を書いているらしいが………俺は美男子には程遠いんだよ…………。
「ゆぅ………誰に入れるの?」
いきなり何か言ったかと思えばそんな事かよって話だよな。
「そんなもん麗に決まってるだろ?」
「う、うん………ありがと………。」
何やらぎこちなく礼を返してくる麗の顔は真っ赤にそまり照れているのは一目瞭然。
正直なとこ麗で間違いないと誰もが思ってるんじゃないかな。
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