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「とりあえずゴールしようか。」
てことでゴールへ向けて歩くことに。
俺の後ろに2人並んで歩く様は姉妹に見えて仕方ない。
身長も僅かに麗の方が高い位でパッと見ただけでは確実な身長差は計れないだろうな。
「よっしゃゴール! 」
ゴールをして直ぐ4位と言うたすきを掛けられグラウンド中央の待機場所に送り込まれる俺………結局だなこりゃ。
「せっかく来てもらったのに4位で申し訳ないな。」
まぁわざわざ来てもらったんだし礼の1つは言わないとな。
てことで両隣にいる2人にそう言ったわけだ。
「うん………ゆぅ……頑張ったよ。」
「そ、そんな事はないですよ、また何かあったら呼んで下さい!」
雨宮さんだっけかな?
何かそれだけ言うと慌てて帰って行ってしまったな。
てかもう何かなんて無いから呼ぶこともないから………呼ばんぞ。
「まぁいいや、麗はこれ終わったらまた図書室で寝るか?」
「ゆぅが行くなら………行くよ?」
ホントに毎回可愛らしい仕草をホイホイ出してくるよなコイツは。
「そうか、じゃあ後で行くか!」
「うん……!」
またもや意味深な気合いを入れる麗だが、やっぱり可愛いのだけは変わらないな。
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