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「なぁ亮、二人三脚とかって体育の授業で練習したよな?」
俺がそう言うと横で西井とイチャイチャする亮は何ともめんどくさいと言った顔を向けてくる。
「当たり前だろ、まぁ裕太に限ってはサボってたから練習はしてないことになるな。」
うん、まぁサボってた訳じゃなく仮眠をとってただけだ。
「まぁ練習なんてしなくても何とかなるんだよ。」
「それが意外な事に誘惑が多いんだよ。 走る度に綾の胸は上下するんだぞ!」
何か普通に下ネタに走ってる感じだけどな……………。
「亮、変なとこ見ないでよ。 恥ずかしいじゃない。」
亮がバカな事を口走るもんだから西井が真っ赤じゃないかよ。
でも……確かに上下されると気になって仕方ないよな。
「アドバイスと取っておくよ、走る時は前だけ見てりゃいいんだしな。」
「それだけじゃない! 二人三脚は密着するんだぞ? 揺れの感覚が伝わるだろ!」
もう戸惑いもなく下ネタすれすれを連発する始末だ。
てか二人三脚ってこんなに気を使う競技だったか?
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