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「取り敢えず入ろうか………今日は引っ越しやら亮が来たりで疲れたしな。」
そう俺は一人呟くと脱衣場で服を脱ぎ、タオルをキッチリと腰に巻き付けてから風呂に入った。
「ん……ゆぅ……遅い。」
「あぁ悪いな、少しばかり頭の中が忙しくてな。」
俺がそう言うとキョトンとした表情を向けてきた麗。
しかし湯気のせいで少し見えずら……い………って……おぃぃぃ……何でなにも装備してないんだよ!?
いやいやおかしいだろうよ……なんで平然とシャワー浴びてんだよ。
「麗、タオルくらい巻いたらどうだ?」
俺は言ってやった、もちろん後ろを向きながらだが。
「タオルは……邪魔だからやだ………。」
だよね邪魔まだよね、じゃあ俺もタオルは……………いやいや違うだろうよ。
とは言っても手遅れだわな。
まぁ、麗がいいならよしとするしかないか。
「分かった、でも今回だけにしてくれよ。」
俺がそう言うと麗はそれを快く受け入れてくれた。
「じゃあ……頭洗ってもらっていい?」
じゃあの使い方が間違っている気もするが……まぁいいか。
にしてもそんな可愛らしく頼まれたら断りたくても断れんからな。
まぁ断る気は欠片もないけどさ。
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