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「あ……ゆぅ……あぁん………だ……だめ……………。」
そこには激しく悶える麗、そして豚まん…じゃなく胸を掴むどころかにぎにぎしている俺の両手………。
「取り敢えず豚まんは夢か、そしてこれが現実か……麗……その~悪かった……。」
「……はぁ…はぁ………ゆぅの…ばかぁ!!」
開くドアが壊れんばかりに激しく怒って走り去る麗………………あれは……豚まんの誘惑に負けた俺が悪いな…………違うかな?
今思う、あの地震は麗が俺を起こそうとして揺すっていたものだろうと…………。
取り敢えず俺は制服に着替えて下の階に行く事にした。
だが麗の姿は無く、変わりにラップに包まれた朝ご飯と綺麗に包まれた弁当箱が置いてあった。
あんな事になってもここまでしていってくれる麗には感謝しても仕切れないな。
うん、学校でちゃんと謝るかな!
俺はそう決めると用意された朝食をとり、弁当箱を鞄に詰め込み学校へと向かう………。
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