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「なぁ裕太、ホントのとこは何が原因だったんだ?」
今の俺と麗のやり取りと、変な称号を手に入れたのを見ての発言だろうが、なかなか心に厳しいんだぞそれ………。
「それは麗から聞いてくれ、俺からは少しキツい。」
俺がそう言うと亮は麗の方に向き事の真実を確かめ始めた、
それに対して麗は恥じらいながらも嘘偽りなく答えてしまった。
「ゆ、裕太が胸をわしづかみにした!?」
「ッチ、バカが声がデカいんだよ変態!」
そう言って俺が亮をとがめようとした瞬間、
「お前が変態だ!」
「伊吹さんになんて事しやがる!」
「そうよ麗ちゃんが可哀想じゃない!」
などなどの罵声が教室中から飛んでくる……最悪だ………。
「あれは不可抗力だ! 事故なんだ! じゃあ聞くが目の前に美味そうな豚まんが浮いてたら食いたくならないと言うのか?」
あぁ言ってやった!
もうあれは仕方ないんだよ、全部豚まんが悪いんだよ。
俺が叫んだ瞬間に誰も話さなくなり、ぶつぶつ話す声が聞こえてきた。
内容は、
俺なら食うな、
いや俺は少し警戒するかも、
など豚まんを食うか食わないかの話になっていた……………。
これはこれで話が反らせたし良しとしよう。
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