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それから亮のおかげでゴタゴタが再発したりと最悪だったがやっと午前中の授業を乗り切った。
主に睡眠と麗を見てたりだけど。
そしてまた始まる………昼休み恒例の尋問が。
麗の所にちょろちょろ集まる男女。
「ねぇ麗ちゃん、なんで菊池なの?」
女子生徒Aが麗にそう聞いている。
他にも似たような事を麗に問う輩共。
俺が横にいるにも関わらずだぞ………。。
俺には精神面に大ダメージなんだよ………。
「ん……ゆぅが……好きだから! あんまりゆぅの事……悪く言わないで!」
嬉しい限りだよ麗………あの質問で機嫌を悪くしてる感じだが俺は嬉しいぞ麗。
みろ! 周りのたじたじな感じの表示を!
「そりゃそうよね~菊池くんは私も好きだもの。」
またなんかややこしいのが出やがった。
たしか、斎藤朱美……だったかな。
要注意人物に登録されている変な奴だ。
「む……ゆぅはあげないから。」
俺は物なのか!?
だいたいコイツ等は俺抜きでなにやってんだよ。
「ちょっとだけ借りるのもダメ?」
「えぇい! 俺は俺の物であってお前にレンタルされていいもんじゃない!」
つい割って入ってしまったが、こればっかりわなぁ。
「あぁ居たんだぁ、もう少しでゲットだったのにぃ。」
俺はどこぞのモンスターボールでゲット出来る体質ではないからな!
体質が関係してるかは知らないけど………。
「最初から居た、敢えて言うが俺は麗がいい、他は却下だ。 ほら麗も何か言ってやれ。」
「わたしが……いい// でもでも……わたしも、ゆぅがいいから……その……むぅ///」
麗が故障してやがる……………。
今気付いたけど他の奴ら居なくなってるし。
いるのは斎藤朱美だけ………。
なにやってんだよ俺…………………無駄に恥かいたな。
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