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「よっしゃ行くか!」
「うん!」
俺と麗はそう言って家を出た、もちろんガスの元栓と戸締まりは完璧だ。
これはもう日課だが登下校の時には麗が腕に抱き付いてくる。
まぁ登下校とか関係なしに抱き付いてはくるんだけど、麗が楽しそうなのみるといいかなって思えるんだよな。
そしてそんな風にイチャイチャしていると学校が見えてきた。
やっぱり朝が早いだけあって人の出入りが少ない、てか俺の学年とその教師くらいしかいない。
「よぅ亮じゃないか、朝から見たく無かったぜ。」
グランドに移動して早々に亮との遭遇………疲れるぞ。
「また酷い言われ方だな、俺としても朝からバカップルを見たく無かったよ。」
ッチ、またいかがわしい言い方しやがるな。
断じてバカップルでわ無いというのに。
「わたしたちバカップル………ゆぅ! それいいね…………。」
意味がわからんよ麗さん……………。
そこって否定するとこだから、亮もそれ聞いてビックリしてるからな。
「亮、残念ながら麗はそれでいいらしい、俺は不本意だけどな。」
とりあえず軽く言い訳をして集合場所に歩いていく俺だった。
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