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そんなこんなで生徒全員が部屋の鍵を渡され荷物を置きに行くことになった。
このホテルは3つの棟に分けられており、その内の1つを貸切にして宿泊するらしく、
中に入っても俺たち以外の宿泊客がいない。
これ、最高じゃないか!
部屋は6畳程の個室でベッドが2つと簡単なテーブルに椅子があるだけ。
まぁ寝るだけにしては十分だな。
「亮、夕食はホテルのバイキングらしいし、それまでには時間がある! これやろうぜ!」
そう言って俺が今部屋の簡易クローゼットで発見し、取り出したものは!
あ、ちなみに今はホテルの部屋で夕食待ちな感じだ。
「麻雀稗にシート………よくそんなの置いてあったなぁ裕太。」
いやぁ俺も驚き桃の木ヤシの木だぜ。
服掛けようとしたらたまたま発見したんだからな。
「亮、2人はキツいからせめて3打ちがいいんだよ、だから要呼んできて。」
あわよくば要の知り合いが来てくれるし。
半荘一回で2時間くらいは凌げるし最高だな。
「ん~麻雀は却下だ、2人なんだしそこにあるオセロでいいだろ。」
却下された………まぁ部屋に麻雀稗がある時点で奇跡なもんだし普通ならしないからな、今日はオセロでいいか。
「亮、負けたらジュースだからな!」
「全面俺色にしてやるよ裕太!」
うわぁ亮が言うと様になるな。
しかもどことなくカッコいいじゃないかよ………。
このイケメン面をグチャグチャにしてやろうじゃないか、オセロだけどな。
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