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それは恥ずかしい所ではなかったけど、麗の頼みを断れるわけがないよな。
取りあえずは食堂の入り口で麗を下ろして食堂に入った。
なかなかの広さの食堂には他のクラスの生徒やらで賑わっていて少しむさくるしい感は否め無いが仕方ないだろう。
バイキングなだけあって品数もけっこうあるし美味そうなのもあるからよかった。
｢それじゃあ適当に食って寝るかな。｣
俺はそう言ってトレーをもって列に並ぶ。
｢そうだな、今日は飛行機やらバスやらで疲れたしな。｣
亮も考える事は同じようで俺と一緒に並びだした。
麗はしっかり俺の後ろに位置しているけどトレーを持ってない。
とか思っていると俺のトレーに皿を置いて、あれがいいなど言って来やがった。
俺が麗の分も一緒に持っていけと言いたいらしいな。
｢あ、ゆぅ…これも。｣
ずうずうしい感は否め無いが、麗なだけに許してやれるんだよな。
｢乗せたもんくらいちゃんと食べろよ。｣
｢ん……大丈夫……ちゃんと食べる。｣
まぁ半分以上がデザートなのには突っ込まないでおこうかな。
それから適当に食べたいものを選び終えた俺たちは空いてる席に座りやっとの夕食にありついた…………………。
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