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俺と亮、そして麗はそれぞれの部屋に戻っていく。
時間は午後8時とまだ寝るには早過ぎる。
かと言ってする事がないので寝るしかない。
部屋には俺と亮の2人だけ、男2人で出来ることなんてもんはないからな………。
「あ、裕太には悪いけど俺寝るわ。」
「なに言ってやがんだバカ、亮が寝たら俺一人で何すればいいんだよ!」
全くアイツの場合は空気が読めないんじゃなく、敢えて読まないんだろうが、少しは読んでほしいな。
「裕太、一人でも出来ることがあるだろ、それこそ右手は友達ってよく言うだろ、稀にサウスポーもいるらしいが。」
なんだコイツはバカなのかアホなのかどちらかに絞って欲しいもんだな。
「取りあえず、間接的な下ネタってどうなんだよ。」
右手は友達だ?
どっかのサッカー少年みたく、ボールは友達的なノリなのか?
「する事がないなら裕太も寝ればいい、俺は寝るから起こさないでくれ。」
何やかんやで言いくるめられてしまったまま亮は夢の世界へ旅立ってしまった。
ん~まぁ………俺も寝るかな…………。
そう思うと同時に眠気に襲われ風呂に入った後、夢の世界へ船を漕ぎ漕ぎ……………。
そんな部屋の前に、息を潜めて忍び寄る影の存在に気付くことなく……………。
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