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それからは朝食の時間になり、亮と俺に麗と西井の4人で飯を食べた。
そして今はグループのメンバーでどこに行くか俺と亮の部屋で会議中な訳だ。
メンバーは全員で6人と少し多いから意見がまとまらないかと思うが、俺はどこでもいいからな。
その6人は俺、亮、麗、西井、斎藤朱美、虎野竜(トラノリュウ)、てな感じになっている。
「なぁタイガードラゴンはどこがいいんだ?」
「菊池、さっきからタイガードラゴンばっかりでまともに名前で呼んでないよな?」
虎野竜だからタイガードラゴンなのは分かるよな。
それにコイツはいじると亮と同じ位笑えるから面白いんだわ。
「タイガードラゴンは嫌か?」
「長いし変だから嫌だ。」
そんなにキッパリ言わなくてもいいだろうに………。
「じゃあタイガーで我慢するか。」
「ドラゴン消えただけじゃないか? しかも有り難く思えよ的な顔は何、確かに短くはなってるけどさ………」
何かしらタイガーがまくし立てているが、亮の顔が少しめんどくさいなってな感じになってるの気づいてないよな。
まぁ亮だしいいんだけどな。
「裕太もタイガーも少し黙れ、話が進まないだろ。」
ほらみやがれ、俺も巻き沿い喰らったじゃないかよ。
そのごく微量の悲しみを麗に抱きつくという行為でおさめるとしよう。
「あ……ゆ…ゆぅ……いきなりは……恥ずかしいよ………うぅ…………。」
うん、まぁ横に居た麗に横から抱きついてやったよ。
かなり真っ赤になってるとこから照れてるんだろうけど、いい加減に慣れないのかな?
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