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「なぁタイガーは何で険しい顔付きになってんだ?」
「そんなもん隠してたからに決まってるだろ、だいたい朱美は何でコイツに言ったんだ?」
「それは~あたしの勝手な判断なんだけどね、この人達なら別に大丈夫だと思ったからだよ。」
う~ん、何か聞いちゃダメだったのか?
タイガーの嫌がり方が尋常じゃないのも気になるし。
「まぁ言ったもんは仕方ないか、ただ誰にも言わないでくれよ、朱美はモデルやってて少しはテレビでてるからバレるとやっかいなんだ。」
タイガーが溜め息まじりにそう言う。
まぁそんな理由があってもそこまで隠す必要もないだろうけど………。
「え? 斎藤さんって芸能人だったの?」
やはり学生でモデルをやってると聞くと何かあるのか、西井が異様にキラキラした視線を斎藤に向けている。
「ちょっとだけね、まだ全然だけど、それより観光行こうよ、時間もったいないしね。」
斎藤はそう言うとまだ軽く悩み気味のタイガーの腕をひっぱり先に行ってしまった。
「あ、おい時間には戻れよー」
取り敢えずはそう言ったから問題はないだろ。
何にしても今日はいろんなとこでビックリだな。
斎藤とタイガーが付き合っていて斎藤が何やらテレビとかで活躍中やら………。
この先どうなることやら…………。
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