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「取り敢えずサーターアンダギーだからな! 麗も食ってみたいだろ?」
「ゆぅが……食べさせてくれるなら………。」
そんな赤い顔してモジモジしないでください………ヤバい位に可愛いから……しかも周りの視線が少し麗に…………。
「じゃあ一人で食べるからいいよ。」
なんて言いながら周りへの威嚇も兼ねて麗の手をギュッと握って亮達を追った。
「むぅ……ケチ………あ……あぅ………。」
何かケチとか言ってたけど、手を握った瞬間にはまた照れた表情で唸っていたが気にすることはないだろう。
てなことで観光………をしている訳なんだが………。
「なぁ亮……俺達って何してんの?」
「何って、サーターアンダギー食いながら綾と伊吹さんが飽きるの待ってるんだろ。」
そうだ、そうなのだよワトソン君!
もうさっきから服屋とか雑貨屋を見つけては、あれ可愛い、コレ可愛いで大忙しだ…………。
そのたびに俺と亮は、そこで待っててと言われて待機なんだな。
「麗~まだ終わらないか?」
そう呼びかけてみても、
チラッとこっちに向いては、
「ん……あと少し………。」
とまぁこんな感じで去なされてしまう訳だ。
最近は西井と遊びに行くことがなかったからか随分と楽しそうな麗。
まぁ麗が楽しめてるなら俺はいいんだけどさ。
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