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「お~い麗~戻って来いー」
そうやって真横で言ってみるも進歩無く両手で頬を抑えてクネクネしてる………。
仕方ないな……久々にフィンガークラッシュ……もといデコピンをかましてやるか。
「それ!」
パシッ!
「ひゃう………うぅ………ゆぅ…それ痛い。」
当然のごとく眉間を抑える麗。
最近よくやってるからかデコピンの威力も増していたようで。
「まぁ痛かったのは謝る、でもいつまでも麗がクネクネしてるから悪いんだぞ?」
「そ、それは……ゆぅが……か、可愛いって………。」
あれ……また始まった…………。
えぇいめんどくさい!
「取り敢えず行くぞ、麗もせっかく着替えたんだし行くんだろ?」
俺はそのまま麗の手を取り玄関から出た。
大丈夫、戸締まりもガスの元栓も完璧だ。
「ゆぅ………大胆……。」
そう言って照れながらも、いつもみたく腕に絡み着いてくる。
どっちが大胆だよって言いたいけど今は腕に全神経を集中させるとしよう。
うん…柔らかい…………って変態だな……………。
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