キャンプだよいろいろと

6/50
前へ
/291ページ
次へ
俺の自爆による精神への大ダメージとは裏腹に、麗は楽しそうに俺の腕を拘束している。 そんな大胆な行動をとるから周囲の視線を集めるだよな。 しかも麗だってのが一番の要因だろうことは明確だな。 そんな無意味な事を考えている内にもデパートに到着した。 取り敢えずは食料と…………食料と………って食料だけしか用無いな………。 いま思う、スーパーでよかったんじゃかいかと。 まぁ麗はデパートに用があるみたいだから問題なし。 「麗は何か用でもあるのか? 無いなら食料を調達したら帰るけど。」 「大事なもの……買うから……待って。」 そう言って俺の腕を拘束したまま、その大事なものを買いに行く。 「…………薬局?」 少し進んだと思ったら徐に薬局の前で止まった麗。 そして俺が首を傾げていると。 「ちょっと……待ってて。」 何かしら頬を少し赤らめていた麗だっだが、そう言うと薬局に入って行った。 ん~…………あ、あれか? 女の子特有のあれ関係かな? それなら恥ずかしそうにしてたのも頷ける。 でも……そんな予想もあっさりと砕け散って行くのが王道……………。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22486人が本棚に入れています
本棚に追加