君と歩く道

キャンプだよいろいろと

あれから少しの間抱き合っていた。
何か色々と込み上げてくるものがあったからの行動だけど、今思うと恥ずかしいな。

今は風呂も上がってベッドで仰向けになって考え事ってな感じだな。

相手から何かしてもらうってのがどれだけ大切か今分かった気がする…………。
麗は毎日のように何かしてくるから自分からする事ってのがなんとも思わなかった、
でも、相手から何かしらの行動がないと寂しいものなんだよな。
俺も麗から何もされなくなったら寂しいしさ。

今日からは、少しだけ大胆になってみようかな………少しな。

なんて感傷に浸っていると…………。

｢ゆぅ………お風呂………上がった。｣

｢それはいいとしよう、でもパジャマくらい着てこようか。｣

部屋の扉を開けて入って来たそこには、下着オンリーの麗が…………俺……そこまで大胆にはなれないぜ？

｢パジャマなら………持ってきたよ？｣

可愛らしく首を傾げてもダメだからな……いや可愛いんだけど………ダメだろうよ。

｢持ってきたなら着ようか、着ないとベッドに入れてあげないからな。｣

こればかりは効果絶大だったようで、必死にパジャマと格闘している………。

｢着た！ これで……いい？｣

不安そうに訪ねてくる麗………やっぱり可愛い！

てか聞いてきた瞬間にはベッドに侵入してたんだけどな。
最初から聞くなよって言いたいけど麗だから許せる！
まさに麗依存症……治らないね。