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麗が若干の暴走状態に陥っていたが、服を着替えた瞬間に逃げたからさほど問題はなかった……と思う。
そして今は要姉…もとい夏樹さんの運転により高速道路を爆走中………。
「菊池も水元も姉のわがままに付き合ってもらって悪いな、感謝してるよ。」
あ、これ要くんだからな。
「あ、要居たんだ………。」
でも分からない程に影が薄いよ要。
もうステルス機能搭載してんじゃないかって程にな。
「居たんだって酷いじゃないか! 姉さんからも何か言ってよ!」
何やら喧しくなってきやがったな………。
「アンタそれ以上グダグダ言ったらこの場で降ろすからね。」
すげー笑顔でいってのける夏樹さん………ヤバいよ背中からスタンドでてるよ!
「大人しく待機してます……………。」
「そうしてなさい。 あ、菊池くん…裕太くんでいいか、途中でサービスエリアで朝食の予定だけど問題ないよね?」
そう運転している夏樹さんが言ってくるが…………。
前を見てください、危険すぎるから………。
「あ、うん…俺も麗も朝食まだだからそれがいいかな。 麗もそれでいいよ…な?」
あれ? やけに静かだと思えば俺の腕を抱きかかえて睡眠中………。
朝が早かったから仕方ないか。
「そう、なら寝ている2人もサービスエリアに着いたら起こしたらいいわね。」
夏樹さんがそう言うので後ろの座席を覗いてみると西井も同じく寝ているようで。
とりあえずは麗の寝顔を見て暇でも潰すかね。
見てて飽きないんだよ、可愛いからな!
………末期だな…………。
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