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「えへへ………ゆぅ~」
取りあえず麗を抱いたまま部屋に行き、そのままでベットに腰掛けた。
まぁ何かと麗がデレデレになってはいるが、俺にとっては嬉しい限りだな。
「ん? どうかした…んん!?」
「んあ……はぁ……えへへ~」
いきなりキスしてきたかと思えば、目をトロンとさせている麗………いけないスイッチでも押したかな。
しかも麗が倒れ込んでくるもんだから押し倒された感じの体勢な訳で………こんなとこ見られたらヤバいな。
コンコンコンコン………
「入るわよ~。」
うぉぉぉいぃ!!!
ノックはいいけど返事なしで入っちゃダメだって!
「あ……どうも、鈴木です………。」
入ってきた西井が唖然とする……俺が押し倒してるならまだしもそれをしてるのが麗だからな。
相当ショックだろうよ。
てか何言ってんだ俺は………。
鈴木ではないのであしからず!
「そ、そうよね…麗は菊池くんの彼女だもんね、お年頃だもんね………。」
あ…西井が一生懸命に状況を飲み込もうとしてる。
麗は麗で首を傾げてるだけ。
俺は……冷や汗だらだら。
これってヤバいよな……下手したら西井に殺される………。
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