キャンプだよいろいろと

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てことで軽いにも程があるだろって叫びたくなる位に軽い麗を抱き上げて部屋を出る。 抱き上げてやると俺の胸に顔を埋めてくる、これがまた恥ずかしい………。 「ん…ゆぅ………いい匂い…………。」 しかも胸元でクンクンしながら匂いをかいでくるから息が当たってくすぐったいんだよな…………。 「そんな事言ってると匂いフェチだとか思われるぞ。」 麗の恥ずかしい発言に軽口で返してみる。 もちろん歩みを止める事なくな。 「大丈夫……ゆぅ以外は……興味ないから………。」 こりゃまたサラリと恥ずかしい発言をかましてくれるな。 以前の俺なら深入りはせず流していただろう、だが今は違うって事を証明してやんよ。 「そうかよ、俺は麗の方がもっといい匂いがすると思うけどな。」 なんて言いながら自然と綻ぶ顔を麗に向けてみる。 「はぅ………恥ずかしぃよ………。」 思った通り恥ずかしさのあまり顔を真っ赤に染めて俯いてしまった麗。 何度も言うが照れてる麗は神だ! 今度写真を撮って麗ファンクラブに5万くらいで売りつけてやろう。
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