キャンプだよいろいろと

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「お、このカレー旨いな。」 あれから昼食作りに参加して今それを終えて外にあるテーブルでカレーを食べている。 「当たり前だ、なんせ我が愛しの綾が作ったんだから。」 まぁ亮が無駄にノロケをかましてはくるがカレーはマジで旨いから仕方ないな。 「亮ったらぁ愛しのなんて、恥ずかしいよぉ。」 西井は既に壊れていた…………。 顔の熱で目玉焼きが焼けるんじゃないかって位に真っ赤になってるし。 「おい亮、西井が壊れたぞ。」 「いつものことだから気にしなくてもいいって。」 カレーを口に運びながらそう亮と無駄話を展開する。 西井はいつも壊れるのか、じゃあ亮は常日頃からあんな恥ずかしい事を言ってるんだな。 「菊池裕太! 是非とも剣道部に!」 「黙れ下級剣士が! てか口からカレーが飛んでんだよバカ!」 「かか……か…下級……剣士…………この僕が。」 「だって剣道部でもない俺に負けたろ。」 「ぐはぁっ……はぁ…はぁ………もう無理………。」 あ…要が動かなくなった。 どうすりゃいいかと姉である夏樹さんに顔を向けてみるが。 「ほっとけばすぐ戻るから気にしないで。」 なんて凄い笑顔で言われた………。 まぁそれならいいんだけど。
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