キャンプだよいろいろと

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それからは何事もなく食事も終わり、その片付けを終える頃。 時刻は午後3時といったところ。 することがないと言う事で部屋に戻り亮とポーカーをしている。 「きたぞフルハウスだ!」 思い切って5枚変えをしたところ奇跡のフルハウスがきた。 これは負けないな! 「悪いな、4カードだ。」 何でだよ! 何で亮の所にしかジョーカーが行かんのだ! 「インチキ野郎が、正々堂々しやがれ!」 無意味に亮を指差しながらまくし立てる。 だが亮はクールな表情を崩すことなく俺を見てくる。 「俺はな……全てのカードを追い、それを把握している。 ジョーカーを操るなんて軽い事だ。」 ただのまぐれだろうがバカが! てか某ドラマのセリフ諸々パクったよな! 「もういい、そんじゃあ次はブラックジャックでいいか。」 そう言って俺はバラバラになったカードを集める。 「その治療、一千万なら引き受けてやろう、払えないならこの話は無しだ。」 「そっちのブラックジャックじゃねぇよ!!」 今日の亮……いつにもましてフィーバーしてるな。 無駄にテンションが高い亮は危険だぜ?
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