龍紀の過去

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数日後、利観の妹の南綺が利観の葬儀の為にやってきた。 「…お久しぶりでございますおば様」 「お久しぶりね龍紀、大きくなったじゃない」 「…えぇ…」 この傲慢な態度、龍紀はこの南綺が嫌いだった。 「遺言を聞かせていただきたいの」 「…」 お悔やみの言葉もないのか… 仮にも自分の兄が亡くなったというのに―――…  
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