出会い

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ぞろぞろと人々が連れていかれるなか、清蘭は最後一人残された。 そしてすべての者が出ていったのを見計らい、飛龍は王座から立ち上がり、上座から清蘭の座り込む場所へと歩み寄った。 顔も見たくない、というかのように清蘭は俯く。 しかし飛龍の指が清蘭の顎を持ち上げ、あっけなく小さな抵抗は終わる。 目と目があい、空気がはりつめる。  
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