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「どういうこと……なの?雅ちゃんがこうなるように仕向けたって」
「はぁ?まだ分からないの?相変わらず鈍いわねー。まだあんたの元彼の方がマシだったわよ」
優樹くんが?
それって、雅ちゃんがやったことに優樹くんが気づいてたってことなのかな?
「まっ、あれは隣にいたイケメンくんの入れ知恵もあったんだろうけどね」
大草くんのことだ……
確かにそれなら、何か普通じゃ気づかないことに気づいてもおかしくはないと思う。
けど、雅ちゃんはいったい何をしたの?
そのせいで優樹くんは私にあんなのことを?
「ふっ、滑稽ね。ただ1人、何にも気づかないで私の手のひらで踊り続けたナンバーワンアイドルさん?ううん、あんたなんかただのピエロじゃない」
「いったい、何をしたの……」
「いいわ。教えてあげる。もう隠す必要もないしね」
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