4/43
252人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
じじいは朝が早くて敵わん……。 まだまだ間に合う時間だと踏んだ有坂は、シャワーを浴びる。でなければ、あの夢の熱を冷ませないと思ったからだ。 シャワー室で頭を冷やして出てきたあと、そそくさ準備をした。 生徒たちは既に朝食会場におも向いているらしく、廊下は思ったよりも静かだ。 飯食うのだりぃな。 元々、朝を食べるほうじゃない。 だが、教師たるものそうも言ってはいられまい。 がちゃ。 「やべぇ!」 「……なにがやばいんだ夏木……」
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!