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じじいは朝が早くて敵わん……。
まだまだ間に合う時間だと踏んだ有坂は、シャワーを浴びる。でなければ、あの夢の熱を冷ませないと思ったからだ。
シャワー室で頭を冷やして出てきたあと、そそくさ準備をした。
生徒たちは既に朝食会場におも向いているらしく、廊下は思ったよりも静かだ。
飯食うのだりぃな。
元々、朝を食べるほうじゃない。
だが、教師たるものそうも言ってはいられまい。
がちゃ。
「やべぇ!」
「……なにがやばいんだ夏木……」
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