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やっぱりこの人何が言いたいのかさっぱりわかんない。
テーブルに両肘を置き、クロスさせた指の上にふぅと息を吐きながら顎を乗せる。
そんな仕種にも小さく黄色い声が聞こえて来る事にも慣れはじめた頃、
「…何か妬けちゃって★」
にっこりと微笑みながら出た言葉に、私の散りかけた意識は強制的に碓氷さんへと戻された。
…ん?何?何言ってんの、この人。
碓氷さんが私にとって摩訶不思議人な事は、今に始まった事じゃないけど、今一番理解出来ない文章が口から出た…?
どうやらポカンと口を開けたまま凝視していたらしい私にプッと吹き出すと、そのままケラケラと笑い始めた。
え?笑うとこ?
ねぇ、今笑うとこ!?
「ククッ。俺、そんなビックリ発言したかなぁ?」
笑いを噛み殺しきれてない碓氷さんはチラチラとこっちを見ながら笑い続ける。
いや、貴方の発言にはビックリさせられる事が多いですけど…!
それはどう捉えればいい訳?
「俺さぁ…あやチャンの事凄い気にいってんだよね♪」
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