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そんなある日、母の友人って人に会った。
可愛くてふわふわしてて優しい感じのお姉さん。
「お母さんの仕事場の人だよ」
(余談だが、私の母親は敵を作らないタイプの人間で私が最も尊敬する人間です。)
その母の仕事場の人は私を事あるごとに連れ出してくれた。
時には釣りに、時には映画に、また違う時には広島などへ買い物に。
当時、ファッションというものに今よりも興味が無く疎かったためかなりダサい格好で歩く私の横を恥ずかしがらずに歩いてくれてたお姉さんを尊敬します。
そんなお姉さんと広島に行った時ある男の子に声をかけられた。
「ハンカチ落としたよ?」
…ハンカチなんか持ち歩いてない
「うちんじゃないです」
って答えたらめっちゃ照れながら、すいませんって言ってくれた男の子。
お姉さんの従兄弟だったらしくて一緒にご飯に行くことに。
この時点で私はかなり人間不信で、その何倍も男性不振になってた。
学校に行ってない事を知った時に何も言わないで居てくれたのを
どうせ馬鹿にしてるんだ。学校だけが全てじゃないのにばっかみたい。
この頃は誰が心配してくれても、優しくしてくれてもこう思ってた。
今考えたらただの言い訳、強がり、逃げ…
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