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その日はご飯食べて3人でカラオケ行ってなぜか次の日の約束までして帰った。
本当は嬉しくて仕方なかった。
「また明日ね。」
って言われたことが。
この日出逢った・龍樹(たつき)・との出逢いがあったから今でもめちゃくちゃな顔で笑える。
龍樹とは、この日を境にしょっちゅう遊ぶようになった。
といってもお互い学生であまりお金も無いから会って話すだけの遊び方。
龍樹の友達とも仲良くなっていっていつの間にか友達が増えてた。
学校にも行ける気がしてた。
龍樹たちも、行けそうなら行ってみたほうが一歩前に進めるって言ってくれたから踏ん張ってみようかなって思ったんだ。
でも、学校の中ではやっぱり私の居場所は無かった。
友達も居ない、話す人も居ない、笑いかけてくれる人も名前を呼んでくれる人も…
当分行かなかったら教室から机といすが消えた。
隣の空き教室にポツリとある私の机といす。
心が折れた瞬間だった…
給食も私だけ1人で食べて、先生すらクラスメートと食べてるのに私だけ1人。
龍樹が恋しくて泣きながら電話したらすぐに会いに来てくれた。
頭なでて慰めたり、クラスメートや先生にきれてくれたり。
今でも何か有ると龍樹に甘えて相談してるけど相変わらず頼りになるおにいちゃん的存在。
人は、一度の出逢いで人生そのものが変わることを知った14歳。
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