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ばつが悪くなりそっぽを向きあった。
しかし、奴の驚いた顔は、何故か印象に残った。
家に帰ってからDから電話が、あった。
二人で雑談をした。
話てるうちに、懲りない面々の話になり、十股を掛けてる友人の話で盛り上がった。
しかし喜んでいられなかった。
いきなり奴がBとの三角関係に、ついて話を振ってきた。
「5年間も、いがみあってるって言うじゃねえか、何時だか、鉄パイプで殴られたと言うし」
鉄パイプで、殴られたと言うのは、こう言う話だ。
奴とは長い間親友だったが、一人の女を巡っていがみあうようになったのは、もう話したが、仲間うちの集まりでも顔を会わせると、罵りあったり、酷い時には人前でも殴りあいをする始末だった。
それで事情を知ってる仲間が心配して、仲間達の前で、気が済むまで、とことんやらせようと言う話に、なり、仲間達の前で二人は決闘する事に、なった。
ただでさえ、恋仇の二人が仲間の前で戦うんだから、想像は、つくだろう。
お互い仲間に対するメンツもあり、壮絶な乱闘となり、両者譲らず一時間以上戦っていたが、ついにはくたくたになり、戦闘は終了する。
しかし終了したは、いいが、二人とも、ガッシリ掴んだまま離れない。
呆れた仲間達が水を掛けて離そうとするが、それでも離れず、掴みあったままなのに、短気な仲間が切れて二人の手足を鉄パイプで、叩き、引き離したのだ。
性格が、あまり芳しくないと評判のDは、この事に対して、突っ込んで、返答に窮したり、はぐらかそうとするのを笑ってやろうと言う魂胆だらう。
しかし、それは、お門違いだ。
彼女に関しては、毅然とした態度が取れる
「ああ、そうだよ、みっともない話だが、事実だから文句は言えない」
Dは、しばらく黙っていた。
あてが、外れたようだ
みすかせれて、バツが悪いDは話題を変えた。
「ところで、そのBなんだけど、さっき俺のところに電話してきて変な事を聞くんだよ、」
「変な事?」
「お前の死んだ従兄弟の事、根掘り葉掘り
おい、ライバルに浮気心発覚だぞ
もっとも相手が、もういないんじゃどうしようもないかハハハ」
俺は軽薄なDの笑い声を聞きながら、あの時のBの顔を思い出していた。
あの顔は…・
ホテルの一室で俺と甘美な時を過ごしたE美はベッドの端で下着のままタバコをふかしていた。
俺は、自分の上着を
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