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「まあ、なんにしても、これでお互いのプライベートは、保たれたわけだ」 「お前は、それで、いいかもしれないが、俺は袋小路においつめられた鼠と同じ心境だ」 「お前、鼠の知り合い多いか」 「なんでだ」 「だって鼠の心境が、わかるって」 「直接鼠に尋ねた覚えは一度もない」 「それじゃあ、いつも猫や犬を仲介に使ってるのか?」 「もう、寝ろ💢」 「あのなあ」 「まだ何か用か💢」 「尖るなよ、お前ガキの頃クワガタとカブトと決闘させた事なかったか?」 「ない いくらすると思ってんだ あの一匹一匹が そんな贅沢な遊びやってる奴いるのか?」 「いや、俺の田舎は、かなりの山奥に、あって、そこでは容易クワガタやカブトがとれたんで」 「今時、そんな資本主義と市場原理から隔離された場所があるのか? 教えろ」 「聞いて、どうするんだ?」 「もちろん大量に買い付けに行く 卵まで買って孵化すれば、大儲けだ」 「お前さあ、少しせこくねえ」 「うるさい、この不景気に、びっくりするほどの散財させられるんだ、少しぐらい取り戻したいのは、人情ってもんだ」 「気持は、わかるが、いつまでたっても話が進まないんだが」 「しかし、カブトムシとクワガタじゃあ、どう考えても、わりが、あわない」 「じゃあ、なんならいいんだ」 「ゴキブリとナメクジとか」 「うあーおぞましいって言うか それ以前に戦うのか?」 「それは保証しかねるが」 「たのむから、話すすまさしてくれないか?」 「じゃあ、どうぞ」 「あいつら、けしかけなくても、殺しあったり、おい出し合うんだよな」 「あのなあ ちょっと待ってくれないか」 「殺し合うって所で頭がくらっと来た」 「なぜだ」 「考えてみろ、カブトもクワガタも最低でも1000円はするんだぞ それが殺し合うなんて頭がくらくらしねえか?」 「そう言われて見れば、そうだな」 「なっ」 「えーい、思いだしても腹が立つ なんて愚かな事をしたんだ俺は」 「けっきょく、どのくらい損害をだしたんだ」 「そうだな、戦わせて、潰した分、餌をやり忘れて殺した分とかかんがえて」 「福沢諭吉の二人三脚ぐらいまで行くか?」「いや、大学生の夏休みまでやってたから もう少し」 「そ、それじゃあ 福沢諭吉のラインダンス?」 「いや、福沢諭吉の宝塚
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