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ようと思う」 「べつの仏」 「いや、こう言うわけだ でんでんででんでんでん」 「そりゃあ もう、いいっちゅうんじゃ」 俺の乗っていた手の平は消え去り かわりに下の方から巨人の後ろ姿が、せり上がって来た。 「歌舞伎かよ それにしても、なんで後ろ姿?」 「哀愁があるだろう ♪夜霧よ今夜も有難う」 「こっち向いてください」 お釈迦様は、ゆっくり、こちらを向いた。 ただし首だけで 「ひ~ そ、その顔」 あまりにも見慣れた顔のお釈迦様は口を開いた。 「銭の踏み倒しは勘弁せんで~」 俺はベッドから受話器を握ったまま、転げ落ちた。 俺の手から離れた受話器は、まだ言葉を、繰り返していた。 「銭の踏み倒しは勘弁せんで~ おはようございます 朝8時です 本日も元気で参りましょう ♪朝だ朝だ~よ」 ガチャリ 「なんちゅうモーニングコールだ」 「起きたか?」 何故か奴の声は力弱かった。 「ああ、早いなお前」 「ここ開いてくれないか」 「え、どうするんだコレ」 「おそらく金を入れるんだと思う」 「また、かよ 出たいならお前の方で入れろよ(意地悪な俺)」 「上着は、お前の方にある」 「んじゃしょうがねえな 待ってろ今だしてやる」 俺はベッドの料金入れに金を入れようとした。 「おい、金がおしもどされるぞ」 「帰りは、こっちからじゃないとダメなんだ 料金入れがあるもの」 「💢何考えてんだ あのくそ親父」 「お前、そっちから金送ってくれないか?」 「しょうがねえな ところで、どうやればいい?」 「ベッドの下に隙間がある そこから放り投げてくれ」 「あっわかった」 俺はベッドの下の隙間から硬貨を投げた。 〈チャリン➰〓〉 「チャリン? おい、そっち行ったか」 「いや、途中で、引っかかったみたいだ」 「しょうが、ねえな じゃあ、また行くぞ」 俺は硬貨を、また滑らした。 〈チャリン➰〓〉 「~て、どうなってるんだ」 突然Bが、はたと手を叩き、うれしそうに言った。 「ピカッ💡わかったぞ、こっちにも料金入れが、ついていて、そっちが、使えなくなる理由が いいか衣紋掛けは、そっちにあるから境から奥の方にある方に、ある人間に通常金がない それで、やむ無く出入口側の人間が奧にベッドのほうから金をすべらすと途中でチャリンだ
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