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て事だろう
ここはバイキングだぞ、おかしいと思わねえのか?」
「お、わかったぞ」
「何が、わかった?」
「つまり、その小坊主さんはダイエットしてるんだ」
「あのなあ、ダイエットしてる小坊主が、食い放題に」
俺は、厨房に、あのあまりにも見慣れた奴の、後ろ姿を見つけて、近づいた。
「しょうこりもなく
こんな所まででばってきてるのか?
あんた?」
「じゃあかしいわい、
ここは、わしのテリトリーじゃ
どこで、何をしようと、わしの勝手じゃい」
「それなら、いいが、あんな所まで土足で入りこんで来て、どうゆうつもりだ」
ムチャクチャを言う俺にBが、びっくりして飛んで来た。
「おい、何言ってんだ
意味が、わからんぞ」
「とにかくケツを向けてないで、こっちを向け、俺達は客だぞ
せめて顔だけでも、360度こっちに向けろ(憎らしいからムチャクチャ言ってやる(`ε´))」
「お前あほか」
「💢なんだと」
「ええか?
360度と言うのは
クルッ➰
戻ってしまうやんか?
後ろに振り向くのは
クルッ➰
角度は180度や
最近の奴は基礎教育と言うのが出来とらん。」
小坊主が言った。
「アジャリさま、二人ともアワを吹いて倒れましたが、どうしましょうか?」
「邪魔やから、その辺にほかしとけ
おっ戻しとかにぁ
クルッ➰
あれ、勢いがついた
クルッ➰クルッ➰クルッ➰クルッ➰クルッ
スポッ
ポトッ⤵
💢お前ら、こんな事で気絶すな
修行足りんぞ
はよ拾うてくれ
わし腰痛やねん
少しは年寄りをいたわらんかい」
俺達は、バケモノ住職の作った(らしい)料理を、恐る恐る口に運んだ。
その途端Bが奇声を、上げた。
「う
ん
め
い
✌〓〓🍺〓〓〓⤴⤴⤴♪d(⌒〇⌒)b♪」
いにしえの漫包丁人味平ぐらいでしか見かけない幻の形容詞がBの口から漏れた。
どのぐらいうんめいかと言うと行列が5列で皇居一周するぐらい、
アメリカで販売したら短気なテキサスブロンコは奪い合いでショットガンやマグナムを撃ち合い多数の死傷者を出すだろうと思うぐらいうまい。
あの坊主の、作るもんだから、何が入っているか、わかったもんじゃないが、それが、なんであれ、うんめいと言う欲望には、かなわない。
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