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「ほお、それで終わりかいな
大人しいやんか」
「あんたは悪魔だ
なんかの間違いで仏の世界にまぎれこんだ、れっきとした魔王だ。」
「ちっちっちっちっちと怪傑ズバットの真似は、こっちに置いといて
ボキャブラリーが足りんな
ここを出る時誰もが吐いてく呪いのセリフのうち一番気の効いたセリフはこうや
〓例え我が身が、ここで朽ちようと、わが魂ぱくは何万回でも生まれ変わり必ずや恨みはらさん」
(￣▽￣)V気持よくわかるな
「で、その人は、ここを出てからあんたを呪ったのか？」
「出てから
いや」
「許したのか(☆o☆)」
「いい方が悪かったんや
ここを出んかった
恨み事を言いながら崖下へ飛びこんで死んだ
そのすぐ後すぐ怨霊化したんで、かえりうちにしてやった」
「(￣□￣;)!!」
「偉そうな事吠えるさかい、また復活するかと思うたら、えらい閑やった、
それも、そのはず、転生しておった
それも、畜生道の下の昆虫道に
なんや、馬鹿にひつこい蚊がおってな、霊視してみたら奴やった
昆虫に落ちてまで恨みを忘れんとは天晴れとハエハエカカカキンチョールをたっぷり噴霧してやった
ええ供養したと思うとる
ナンマンダブナンマンダブ」
「いったい、あんたの下には、幾つの人柱がたってるんだ？
💢わー指折って数えるな
足の指まで、つぎたすな」
「まーちょっと極道するわしやが（まったく反省の色なし）」
「何が、極道だ
この極悪非道冷酷無比」
Bも加えた
「残虐冷血漢」
「いい直すわ
ちょこっと
極悪非道冷酷無比残虐冷血漢のわしやが（形容詞同士これほどミスマッチな取り合わせは珍しい）ひとことふたことみこと言って置きたいことがある。
ええか、ビデオの呪いはわしが責任持ってはずしたる
せやけど、それ以上は、わしもどうにもならん」
「それ以上とは、どういう意味ですか？」
「それは、わしも具体的には、わからん
いや、わかったとしても言わん方が、いい事もあるんや
そうならん事を祈っとる」
まさに俺の不安そのものを衝かれて俺は愕然とした。
「わかってるなら、教えて下さい」
「悪いが無理や
けどな一般論として言わしてもらうとな
世の中はスイーツまみれの的場浩二や」
「スイーツまみれの」
「的場浩司？」
「最近はスイーツまみれの亀田興毅でも通るらしい」
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