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「あの坊主の目的はな、自分が金儲けする事じゃないんだ」
「それは、どうゆう事だ、あんなに金に執着する奴は、そう、いないぞ」
「あいつの目的は、自分が金を儲ける事じゃなくて他人が損する事なんだ」
「はあ?」
「あいつにとっては、自分が金を儲けるなんてのは、にのつぎなんだ、と言うよりも、他人が損をして、悔しい顔をするのを見られるなら、どんな損でも被るつもりなんだ」
「なんて個性的な坊主なんだ」
「はあ、お前、これだけの悪行個性的ですますのか?」
「個性的以外、どうゆう表現をすればいいんだ
そんな人間離れした考え方の奴に」
「確かに
そうかもしれないが
、もっと怒るかと思った」
「確かに、あいつのやった事は、腹立たしい
しかし、考えてみれば、こうやって憤慨してられるのも、あのオッサンのおかげだ
もし、あのオッサンの法力がなければ、俺達は、ここで、オッサンの悪口を言ってるどころじゃない」
「まあ、確かに、そうだが、本当はお前、あの坊主が最後に言った言葉が気になるんじゃねえのか?」
Bの指摘の通りだった。
なんでも、はっきり言う住職が、何故あそこまで話をはぐらかすのか?
俺には見当も、つかなかった。
それに、奴と俺の違うところは、Hさんの最後の言葉を俺だけが聞いてる事だ。
この事は俺にとって優越感だったが今は重荷になっている。
Bに相談して重荷を、おろしたいが、いくつかの感情が邪魔をした。
まずBに重荷を分けて、良いものだろうかと言う倫理的疑問だ。
何か都合が、いい時だけ人に頼ろうとする自分が情けなく感じられた。
いつも、上手くたちまわろうとしている自分がすけて見えるようで、俺は、自分が情けなく感じた。
俺が奴に話せない理由の第2は奴を怒らす不安だった。
今まで隠していた俺に対して奴は、どうゆう感情をもつだろう
けして、いい気持では、ないんしゃないだろうか?
それにより、やっと取り戻せそうな友情が、またヒビが入るんじゃないかと俺は不安だった。
そして3つ目の話せない理由は、E美がなんらかの形で、これに関係してるのでは、ないかと言う不安だった。
もちろんE美が俺だろうと誰だろうと呪い殺すとは、考え(もっとも女は魔物と言うし、その上E美は魔性系だが)られない。
しかし、どうゆう事情であれ、E美が、この問題に関わっていてE美が俺達と対立するなら俺にとっても奴にと
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