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愛は人をミジンコまで退化させる。
大きな声で愛は、人を成長させると怒鳴ってみたい。
虚しいだけに、決まっているが。
その時一瞬だが、俺達のこの関係が永遠に続くような、いや永遠に続いて欲しいようなきがした。
ほんの一瞬だったが、それは強烈な思いだった。
こんな不安定な関係が永遠に続くなどありえないし、また、あっては、ならない事なのに 何故だか強く、それを俺は渇望した。
考えてみれば俺はこの時予兆を感じていたのかもしれない。
崩壊の序章を
ディズニーランドは、早めに出た。
人気アトラクションに並び続けるのは、さすがに気疲れし、二人は翌日仕事があるし、E美だってCMの撮影が入っていたのでお好みのアトラクションを一通り遊んだ俺達は早々とディズニーランドの外へ出た。
少し気になる事がある。
それはE美が最近注目を浴びて来た事である。
モデルやCMギャルを、やっていた時のE美は、それなりに輝いていた。
しかし女優になってからは、転身の時は、それなりに話題になったものの、監督じたいが興行的成功を収められなかった事もあり、はっきり言ってとんとん拍子と言うわけでは、なかった。メディアの露出回数が多いのに、役に恵まれないと言うか、印象に残らないと言うか、そうゆう俳優女優は、多い。
E美は、どちらかと言うと、そうゆう部類に入る女優だった。
配役のスクロールの位置も2人並列ぐらいの扱いで役柄と言えば主人公の親友、主人公のライバル但し一時的絡みがあるだけ。
絡みがある芝居をやってるのだから端役ではないが視聴者から見ると名前と顔は、つながるけれどという程度の女優として見られていた。
もともとCMタレントなのに、最近では有名タレントを使った予算不足を安いタレントで埋めるような扱いしかされなくなってしまい、女優になれたがタレントとして格が下がってる感さえある。
そんな中で大河ドラマ島原の乱では四郎を守り死んでいく百姓娘を見事に演じ専門家からも一皮向けたと評価され始めた。
まあ、言ってみれば一番大事な時期である。
その時期に、こんな変則恋愛をしてる事が、わかったら、世間は彼女を、どう見るだろうか?
今ある程度年齢になった女優に、かれがいようがいまいが、その女優の人気に、関わる事はない。
しかし、変則恋愛は別だ。
まして、三角関係が同意で行われて来たとなれば
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