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「それもあるが、おれは相手と競い合ったり争ったりするのは、相手に対して対等だと敬意を評してるんじゃないかおもうんだ
相手をあしらってしまう奴は、どこかで相手を軽蔑している」
「それじゃあ子供と対等に言い合いする大阪府知事は子供を対等と敬意を評してるのか?」
「それは精神年齢の問題もあるだろうが、くだらない事で熱くなれるって事は、どこかでお互いけいかいを、解いてるんじゃないか、くだらん事で張り合ったり、くだらん物を応援したり、異質な物同士や異質な物を対象には出来ないものだ」
「お前に言わせれば全ての戦いは同質である事の確認行為だな」
「同質の間にしか戦いは起こらん」
「じゃあ何がおきる?」
「狩猟だ。つまり捕食だ」
「ハハハ」
「なにを笑う」
「それはE美と俺達の関係だ」
「確かにそうだ
俺達はE美の獲物だ」
「落ちが、付いたところでケリをつけようか?」
再び俺達の目が血走った。
しかし意外にも勝負は、すぐついた。
俺はキョトンとしながら言った
「俺の勝ち?」
「なあ、もう、こんなガキみたいな方法でケリつけるのやめようや」
「じゃあ、どうするんだ」
「もちろん、男と男が片をつけるっていや
決まってるだろう」
Bはジャブをシュッシュッと繰り出した。
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