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「それで、どうなのじゃ、凜?」
「私ももうすぐ完成よ。毎日クラウドに完成度も見てもらってるしね。あとは……私がそれに見合う動きが出来るようになるだけ」
「武器を持った動きは私も手伝いますよ」
「ありがとう、レイドさん」
レイドに笑みを浮かべ、凜は「でも」と続ける。
「クラウドとの修行中にね、武器の創造に失敗して二回くらい死にかけたのよね……」
「……いったいどのように?」
「一応この身体が商品なわけだし、気を付けてはいたんだけど、焦りで武器の出現場所を間違ってざっくりとお腹をね」
笑みを苦笑に変えて凜は腹部に右手を当てた。
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