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「この日本刀は彼の弟子である君に渡しておくよ。彼が使わない限りはただの刀だし、必要な情報はすでに全て取り終えているからね」
「ありがとうございます」
差し出されたタカラの日本刀を両手で受け取り、セツナは深々と頭を下げた。
感謝しきれない。そんな思いでいっぱいだった。
「ほら、顔をあげて。そうやって頭下げられてばっかりでこっちも参っているんだよね」
「ばっかり……?」
顔を上げ、頭を捻る。
「君を始め、ティアさん、レイドさん、凜ちゃんにサラちゃん、千咲ちゃん、ルーちゃん、ブライくん、ミラちゃん、アースくん、それにセフィリア姫までね」
「リオンとクラウド除いたフルメンバーじゃないですか」
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