魔法陣に乗せて…†Third†

胎動 ～Waking to Approach～

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「ふぅ、あと一ヶ月もしたら決戦の日だな」

「そうなのよね。まあ、周りも気合いは入れてるし、凄い量の修行もしてるけど、みんないつもとあんまり変わりないのよね～。まあ、ほとんど学校は休んでるっていうところさえ省けばね」

太陽が直上にあろうとも寒くなってきた初冬の十一月後半。まあ、昼間なこともあり、寒くてたまらないということない。

そんな季節の中で茶髪の少年ブライ・デンドは、彼女であるややウェーブ掛かったブラウンのショートカットの少女ミラ・エクスビュームと共に修行休みを満喫していた。