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「毎度のことながらリオンの周りには女性が絶えないな。まあ、周知のことだが」
そんなことを言いながらクラウドはティア達が眠るベッドの間を抜けて、リオンの眠るベッドの横、千咲の隣へとやってきた。
千咲は「なんだ」と言った目で横目にクラウドを見る。
「ついでに今のはリアルタイムでのリオンからの言葉だ。千咲が泣いてるのを感じたら寝てられるわけがない、だとか言いだしたからな。まったく、神にも疲れがあるんだぞ」
「リオンから……」
クラウドの言葉に千咲は胸を撫でた。胸の奥で確かな何かを感じる。
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