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「そろそろ、本気でやろうじゃねぇか」
心層世界。唐突に『Σ』がそんなことを言い出した。
しかし、リオンはこのノリにかれこれ三ヶ月付き合ってきているのだ。
慣れからか、「構いませんよ」と平然とした様子で答えていた自分が少し怖かった。
「武器あり……つっても考えたら俺の武器素手か。まあ、ハンデって考えたらいいか」
「その物言い。俺の姿で言われると何かムカつきますね」
そう言ってリオンは両腕を右は右へ、左は左へ振る。手には二振りの大剣が握られていた。
全く別の剣にしてよく似た大剣。『旋楓・破魔ノ劫刃』と『月霞』だ。
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