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もちろん『Σ』もそれに対応して速度を上げてきた。
つまり『Σ』も今までの速度は本気ではなかったということだ。
どこまで『Σ』が速度を上げられるのかはわからないが、リオンは行動を開始する。
『Σ』は遥か先だが、リオンは旋楓を振るった。
「鎌鼬!」
目の前に『Σ』がいないことはわかっている。例え、『Σ』がそこにいたとしても今の『Σ』は鎌鼬よりも早い。狙って撃っても避けられるのがオチだ。
リオンは鎌鼬を放った瞬間に方向転換。限界速度で走りながら再び鎌鼬を放つ。
それからもリオンは方向転換をしては鎌鼬を放ち続けた。
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