「 か み さ ま の 台 本 」

31/41

8人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
その微笑みは、とても繊細で、ふとしたことで簡単に崩れてしまうような そんな脆さを秘めたものだった。 そんな繊細な微笑を持つ彼女に、自分は先程、辛辣な言葉を投げた。 それを思い出して、カイは少し胸が痛んだ。 先刻とは違い闇から心を解かれて、我に帰った今 さっきとは違う後悔の念でいっぱいになりそうだった。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加