「 か み さ ま の 台 本 」

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魔物の討伐に王国の騎士団が駆けつけたとき そこに残っていたのは、夜の闇と炎の紅蓮と血の赤だった。 その中で、声すら上げることが出来ず ただ膝を抱えて小さな身体をさらに小さくし、ガタガタと震えていたのが いっそ悪い夢ならいいのにと、何度も思った。
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