「 か み さ ま の 台 本 」
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こんな気持ちになれたのは、あの夜以来初めてのことだ。 あの恐ろしい一夜以来、カイは自分の感情も感性も全て閉じ込めて過ごしてきた。 その閉じ込めていた全てが、再び鼓動を打ち始めるのを感じずにはいられなかった。 からからに乾いた心に、水が浸透していくように 自分を包んでいた闇が、どんどんと払われていく。
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