「 か み さ ま の 台 本 」

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それは先ほどロザリーを手放したときの自分を支配していた感情とは、まるで反対だ。 カイは久しぶりに、年相応の少年の好奇心あふれた瞳の色で、お伽話の先をねだる子供のような気持ちでリサの隣に座り込んでいた。
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