「 か み さ ま の 台 本 」

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「なんで、ぼくにコレを見せようと思ったのですか?」 素朴な疑問だった。 別にエリザは「アナタに描いてあげる」なんて一言も言っていないけれど カイには、その女神像が自分に向けて描かれたものだと言うことが痛いほどよく解った。 天空に翼と両手を広げ、下界を見守る女神の視線の先には 少年の頭を撫でる少女がいる。 そして、二人の間には光り輝くロザリーが描かれていた。
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