「 か み さ ま の 台 本 」

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「ごめんごめん。でもほら、髪の毛が目に入ると目が悪くなっちゃうでしょ?」 悪びれる様子もなく、自分の前髪を指差しながらエリザが自分を弁護する。 本当は、カイが視線を外して膨れっ面になったのは、子供扱いされたからでも 前髪の乱れを指摘されたからでもなかったのだから、そんな弁明はいらなかったのだけど。
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